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【健康コラム 第12回】

このコラムでは健康に関する情報を
アメリカ在住でスクリプス研究所講師・サプリクリニック医師の出口先生に毎月執筆していただきます。

第12回は「
ダイエット」のお話です。

 

第12回 ダイエット 2004年 1月1日発行

あけましておめでとうございます。

クリスマス、忘年会、お正月と食べる機会が多く、現在ダイエットをお考えの方も多いと思います。

でも、太った、太ったと大騒ぎしている近頃の日本人は全般的に非常にスリムです。
骨格自体がかわってしまったように思います。
いったいどのようにしたらあれほどスリムになれるのかが不思議です。

太った、太ったといって悩んでいるアメリカ人の多くは本当に太っています。
というか巨大です。食欲もかなりなのであの体型もうなずけるのですが、
やはり、スリムになりたいと思うのは同じなようです。

アメリカではダイエット食品が非常に豊富のみならず、
なんと、それらダイエット食品を使った臨床試験まで行っています。

最近では低糖質・高脂質ダイエット(アトキンス式)が
低カロリーダイエットより開始3ヶ月間は2倍効果的なことが
複数の施設からN.Eng.J Med というう医学会最高峰の雑誌に掲載されました。

このダイエット方法は文字通り糖やでんぷんを抑えて、
たんぱく質や脂質をとりカローリー制限は特にしないといううものです。

脂質を多く取るという観点から、多くの医師や心臓学会は
コレステロールが上昇し心臓病の危険が高まるのではとの懸念をしめしていたのですが、
今回の発表でその心配がないどころか、心疾患の危険率が低下するとも報告されています。

ただ、6ヶ月、1年とたつと従来の低カロリーダイエットとの差はなくなっています。

また、長期間の低糖質栄養の及ぼす影響はまだはっきりしません。
ダイエットの開始には低糖質・高脂質ダイエット、それ以降の維持には徐々に低カロリーダイエットというのがいのでしょうか?

現在の多くの日本人のようにやせているのにダイエットをするのはいかがなものでしょう。

スリム度をあらわす指標のBMI(体重kgを身長mの2乗で割ったもの)で
男性は23.5〜24.9,女性は22.0一23.4のときに死亡率が最低値を示すという事実があります
これらの値は身長160cm体重58kgの女性の場合BMI=22.7、身長170cm体重71kgの男性の場合BMI=24.6)。
となることを考えると、結構ぽっちゃりがたの方の方が死亡率が低いことがわかります。

健康のことを考えると無理にダイエットをしなくていい方がほとんどだと思うのですが、
それででもスリムな体型は、魅力なんでしょうね


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