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【健康コラム 第13回】

このコラムでは健康に関する情報を
アメリカ在住でスクリプス研究所講師・サプリクリニック医師の出口先生に毎月執筆していただきます。

第13回は「
狂牛病」のお話です。

 

第13回 狂牛病 2004年 3月1日発行

日本では吉野家の牛丼がなくなってしまいました。
アメリカでの狂牛病発見にともない、アメリカ産肉の輸入ができなくなったために生じた現象ですが、
ここアメリカでは吉牛は健在です。

日本で狂牛病が発生したとき、肉自体は問題ないと日本政府は発表しました。
とある大臣が牛肉をたべるパフォーマンスまでして肉そのものの安全性を強調していました。
基本的に牛肉は危険部位の混入がなければ安全なはずです。

牛肉に対する措置と同時に、健康食品や医薬品に使われるカプセルも健康食品用のものが輸入禁止となっています。

カプセルは牛由来のゼラチンでできているものが多いためですが、
狂牛病の原因となるプリオンはゼラチンが作られる過程のアルカリ処理でほとんどなくなってしまうため
ゼラチンカプセルは安全であるとWHOがたしか4-5年前に宣言しています。

知り合いのアメリカ人が、
「日本政府は自国の牛肉産業を保護するために
アメリカでみつかった狂牛病を利用しいている、ひどいじゃないか」と興奮していました。
彼には、「でも、自衛隊をイラクに派遣して協力しているだろ」といったら妙に納得してくれ、
一件落着だったのですが、このままでは貿易摩擦に発展しかねませんね。

今後の対策として政府が牛肉に「アメリカ産、24ヶ月へたり症状なし」 とか 
「アメリカ産牛頭検査証明付き」などといった 正確な情報提示を義務付け、
あとは個人に肉を食べる食べないの判断をさせたらいいのではないでしょうか。

さて、アメリカ吉野家の話にもどりますが、
わたしが時々利用する吉野家では昨年まで日本人をめったにみかけませんでした。
ところが狂牛病問題以降、多くの日本人をみかけるようになりました。
まさか、吉牛ツアーでアメリカまできているわけではないでしょうね。


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